XJR1200レーサー用エンジン製作もいよいよ大詰めです!
ピストンの裏側を少しずつ削り4つとも同重量の255・0gに合わせました。
次に吸気ポートと排気ポートはリューターで削り拡大して研磨します。
吸気ポートと排気ポートで表面の仕上げが違う事に気付きますか?
排気ポートは出来るだけ鏡面仕上げしますが、吸気ポートは少しペーパー目を残す仕上げにしています。
これは私の経験上、吸気ポートは鏡面仕上げよりも若干ペーパー目が残っていた方が混合気の無化が促進されるのかエンジンのフィーリングが良いように感じます。
それにエアフロー試験の結果、鏡面加工を施したポートと元の荒仕上げのポートの間には流速の変化は1%程度しか現れなかったと発表した方もいらっしゃいます。
荒仕上げでなく、ちょっとペーパー目が見える程度の仕上げなら流速は0.5%も違わないのではないかと思います。
どうです、早くなりそうでしょ?
あとは組付けるだけ・・・
キャブレターはFCR、カムはヨシムラ製を使用します。
この仕様で後輪軸出力は150ps以上が狙えます。