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XJRレース用エンジン

XJR1200レーサー用エンジン製作もいよいよ大詰めです!

ピストンの裏側を少しずつ削り4つとも同重量の255・0gに合わせました。
アップロードファイル 418-1.jpg


次に吸気ポートと排気ポートはリューターで削り拡大して研磨します。

削る前の吸気ポート                 研磨後の吸気ポート
アップロードファイル 418-2.jpg アップロードファイル 418-3.jpg

削る前の排気ポート                 研磨後の排気ポート
アップロードファイル 418-4.jpg アップロードファイル 418-5.jpg


吸気ポートと排気ポートで表面の仕上げが違う事に気付きますか?
排気ポートは出来るだけ鏡面仕上げしますが、吸気ポートは少しペーパー目を残す仕上げにしています。
これは私の経験上、吸気ポートは鏡面仕上げよりも若干ペーパー目が残っていた方が混合気の無化が促進されるのかエンジンのフィーリングが良いように感じます。
それにエアフロー試験の結果、鏡面加工を施したポートと元の荒仕上げのポートの間には流速の変化は1%程度しか現れなかったと発表した方もいらっしゃいます。
荒仕上げでなく、ちょっとペーパー目が見える程度の仕上げなら流速は0.5%も違わないのではないかと思います。

どうです、早くなりそうでしょ?
あとは組付けるだけ・・・


キャブレターはFCR、カムはヨシムラ製を使用します。


この仕様で後輪軸出力は150ps以上が狙えます。

VMAXマフラー交換

本日、遠方よりVMAXのマフラー交換に来て頂きました。
アップロードファイル 417-1.jpg

お客様のお住まいからは片道1時間ちょっと掛かるので、事前に電話でマフラーを注文して頂いておりました。
注文頂いたマフラーはSP忠男製スパーコンバット(チタンブルー)¥252000-です。

アップロードファイル 417-2.jpg違いが分かりますか?
近くで見ると青の焼け色がキレイ!アップロードファイル 417-3.jpg

アップロードファイル 417-4.jpgテールエンドの口径が大きくど迫力!

パンチング系が大きいわりに音量は控えめです。


ついでの依頼でシガーソケットも取付ました。アップロードファイル 417-5.jpg

0.5gの誤差

オートポリスやHSR九州のレースにXJR1200で参戦しているお客様よりのご依頼でレース用エンジンの製作中!


今年の春に製作したXJR1300のレース用エンジンは、1314ccにボアアップした仕様を製作しました。
しかし今回は予算を抑えつつ1314cc仕様に近いパワーを出す仕様を製作します。


もともとXJR1300のエンジンに積替えてハイカムを入れて使用されていたので、今回は圧縮比アップとポート研磨です。
STDは9.70:1の圧縮比を12.5:1まで上げます。
その為に必要な物がハイコンプピストン・・・・
JE製のピストンを使用します。アップロードファイル 416-1.jpg


メーカーを信用していない訳では無いけど、生産誤差もあるだろうから念の為に重量を測定・・・
アップロードファイル 416-2.jpgアップロードファイル 416-3.jpgアップロードファイル 416-4.jpg
255.1gが2つ、あとは255.4gと255.6g・・・誤差が最大5gでした。

この程度だったら問題無いのですが、誤差に気付いてしまったので・・・
このまま組込むには気分が悪いので誤差0gに調整します。


つづきの作業は次回・・・