以前からフロント回りの剛性不足を感じていたのですが、チャタリング対策でフロントフォークを硬めにセッティングしたところ剛性不足から変な挙動が出るようになりました。
アクセルOFFでコーナーに進入すると物凄いヨーイングでコケそうになります。
フロントに加重が掛かり過ぎないように手抜きしてゆっくり目に進入すれば問題無いのですが、そんな事ではタイムアップは望めません。
前回のレースでは何とか入賞出来たけど、秋の大会では通用しないと思います。
剛性アップに効果的な事は・・・ アクスルシャフト径の拡大です。
'98年式のXJR1300までのフロントアクスルシャフト径はφ17mmです。
当然私のXJRも・・・・・
しかし、アクスル径を拡大する為にはフロントフォークとフロントホイールの交換が必要です。
フロントフォークは加工で何とかなる可能性がありますが、ホイールには外径φ40mmのベアリングが使用してある事がやっかいで、内径φ17mm以上の規格が無いのです。
フロントホイール交換には高額な出費が・・・・無理だ!
そこで思いついたのがアクスルシャフトの材質変更です。
クロモリのアクスルシャフトに交換すれば「最初の交差点を曲がったとたんに違いが分かる!」などと書かれていた記事を読んだ事があります。
よ~し! クロモリアクスルシャフトを作ろう!
私のフロントアクスルシャフトはOW01用のアウターチューブに合わせてワンオフ製作しています。
当然クロモリでもワンオフになるのですが、ついでに’98年式までに使えるアクスルシャフトも製作しました。
材質は高剛性SCM435よりも更に硬質なクロモリを使用しました。
削りあがりました!
右が私用、左が'94XJR1200~'98XJR1300用
レースでの使用を考慮して、ワイヤーロック穴もあけています。
もちろん中空で製作・・・後は無電解ニッケルメッキを掛けて完成です。
近々、本数限定で格安販売しますのでお楽しみに!