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内圧コントロールバルブ

お客様のご依頼で2000年モデルYZF-R1に内圧コントロールバルブを組込みました。
アップロードファイル 456-1.jpg

内圧コントロールバルブでエンジンブレーキを軽減出来るので、シフトダウンでタイヤが左右に振られたりし難くなります。
低予算でスリッパークラッチのような効果が期待出来ます。


私のXJR1200レーサーにも同じ物を組込みました。
アップロードファイル 456-2.jpg
アップで見るとこんなです。アップロードファイル 456-3.jpg


私はスリッパークラッチを組込んでいるので、エンジンブレーキの軽減などはどうでもよかったのですが、クランクケース内を負圧にする事でポンプロスが軽減されて出力アップすると言う方もいらっしゃるようなので、試しに組込んでみました。


結果が悪ければ取外せばいいしね・・・

オイルロックピース加工

私のXJRレーサーは昨年チャタリングに悩まされていました。
色々フロントフォークのセッティングと走り方でごまかして2分4秒台には入るようになりましたが、どうもスッキリしない・・・
やはりチャタリングを完全に解消して思い切り攻め込めるバイクに仕上げたい!


今年の目標は2分2秒!


という訳でフロントフォーク内のオイルロックピース加工を試してみます。


STDのオイルロックピースアップロードファイル 453-1.jpg
これを15mmカットしたのがコレです。
アップロードファイル 453-2.jpg


更に上部を8mmほどテーパに削ります。アップロードファイル 453-3.jpg


これを組付ければ完成!


これでフルボトムの10mm~15mm手前でフォークの動きがシブクなるのが防げるので、チャタリングが収まる可能性があります。


後はテスト走行してみないと何とも・・・

XJRレーサーのガソリンタンク

今シーズン使用するXJR1200レーサーのガソリンタンクが完成しました!
アップロードファイル 450-1.jpg

昨年のタンクから少しカラーを変えてみました・・・
昨年のカラーアップロードファイル 450-2.jpg


けど変更点はカラーだけではないのです・・・

右側・・・アップロードファイル 450-3.jpg
左側・・・アップロードファイル 450-4.jpg


何か気づきませんか?
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ガソリンコックが両側に付いているのです。


本来、左側のみにあるコックを右側にも追加したのか?
それはXJRのタンク形状とオートポリスのコースレイアウトによる不具合解消の為です。

軽量化の為にガソリンはギリギリの量しか入れたくないのですが、残量2リットルくらいになると2コーナーから3コーナーの間でガス欠の症状が出てしまいます。

オートポリスは1コーナー・2コーナー・3コーナーと右コーナーが続くのです。
1コーナーをアクセル全開で立ち上がると直ぐに2コーナー・・・
しかも2コーナーは240Rと緩やかなので全開固定で曲がります。
そのまま3コーナーのブレーキング地点まで右にバンクしたままアクセル全開で走るのです。

このように1コーナーから3コーナーまで右にバンクしたままの走行では、左側のコックからは残り2リットルのガソリンが流れません。
なので右にコックを追加しギリギリの量で走りきろうという作戦です。


タンクをしたから見るとコックが左右にある事が分かります。
アップロードファイル 450-5.jpg

ついでにコックは下出しのタイプを使用します。